師匠との出会い
私は本を読むのが好きだ。
でも趣味ではない。
本を読むということが、生活の一部になっていて、わざわざ趣味と取り上げるようなものではなくなっている。
ご飯を食べたり、お風呂に入ったり、と並ぶように本を読むということがある。
本のジャンルは何でもいい。
その時々で読みたい本を読む。
本屋さんでぶらぶらしながら選ぶこともあれば、amazonでポチッとすることもある。
amazonでは一度本を買うと、その人におすすめの本がやたらと表示されるので、ついつい何冊も買ってしまう。
本の持つ世界観が好きで、推理小説でも歴史小説でも、その世界にあっという間に惹き込まれて、はまってしまう。
去年、今までの人生で一番悲しくて、苦しい出来事があり、自分ではどうしようもない状態に陥ってしまった。
カウンセリングを受けようと何度も思ったけど、その時はまだ師匠とも出会ってなくて、ネットで調べてみたりしても、結局受ける勇気すらなくて諦めた。。
そんな自分の状態だから、子どもとの関係もうまくいくはずもなく、子育てでもいろいろと悩みまくっていた。
そんな時に出会ったのがこの本である。
ゾッとした。。
血の気が引いた。
あぁ、息子の将来はどうなってしまうのだろうかと。。
自分には自己肯定感なんてみじんもない。
そんな自分が息子を育てたら、いったい息子の将来はどうなってしまうんだ。。。
恐怖でしかなかった。
迷わずポチッとした。
これが私と師匠との出会いである。
本が届いたのは去年の12月のこと。
私は例にもれず子育て本も何冊も読んできた。
それぞれの本にいろいろ影響され、いいところは真似てきたつもりだった。
でもこの本は違う。
全然違う。
他の子育て本とは次元が違う。
真似なんてできない。
この人は何者なんだ??
そしてこの本には同時に、以前自分がしたいと思っていたけど、できなかったことがそのまま書いてあった。
私は学生のときに「母親のストレス」について研究していた時期がある。
このとき私はお母さんたちを笑顔にしたいと思っていたんだ。
もう15年くらい前の話である。
この気持ちが一気に吹き返してきて、あっという間に気が付けば師匠の弟子になっていた。
そして師匠の他の本も読み漁る日が続く。。。
絶句する毎日。
まずは自分をどうにかしてあげないとなぁ。。
手放したい執着がたくさんある。
でも怖くて手放せずにいる。
あぁぁぁ、私も師匠の個人セッション受けたいなぁ。。。
あたたかさに包まれる
最近、お弟子仲間のブログを見たり、カウンセリングをする側のことを考えたりして、自分もカウンセリングを受けたいなぁと思っていた。
私、カウンセリングを受けたことないもんなぁと。。。
いや、ちょっと待った。
あった。
カウンセリングを受けたことあった!!
あれは2年くらい前のこと。
息子がよく「背中かいてー」と言うようになった。
背中がかゆいんだなぁと、私は優しく背中をかいてあげていた。
でもどんどんひどくなっていって、夜中でも「背中かいてー!かゆいー!」とのたうち回るようになった。
小児科や皮膚科に通ったりして、薬をもらったりしたけど、一向によくならなかった。
外見で何か湿疹が出たりも何もしていなかった。
毎晩毎晩1時間毎くらいに「かいてー」と起こされ、新生児のときのように寝不足になり、母子共に辛い日々を送っていた。
そして少し大きな病院の小児科に相談に行った。
アレルギー検査もしてもらったけど、何もなかった。
そうするとドクターが、「カウンセリングを受けてみますか?」と仰った。
私は初めは意味がわからなかったけど、藁にも縋る思いで受けてみることにした。
そして心理士の方のカウンセリングを受けた。
その方は息子のことはもちろん、それ以上に私の今の状況を詳しく聞いてこられた。
話すうちに私は涙が止まらなくなったんだ。
自分が抱えている問題を周りの親しい人に「愚痴る」ことはあったけど、結局は「まぁ、私が頑張らないとね」みたいな感じで片付けられていた。
でも心理士の方は全然違った。
とにかく私の話を肯定して聞いてくれて、「頑張ってきたね。本当に辛かったね。もうそんなに頑張らなくていいのよ」と言ってくれた。
そんな風に誰にも言われなかったから、私の気持ちをわかってくれる人がいるんだと、嬉しくて涙が溢れてきたんだ。。
そして、息子の背中かいてはストレスが原因で、そのストレスは私から伝染しているものだと言われた。
そのときはショックだった。
息子にごめんねという気持ちでいっぱいになった。
心理士の方からは、私が抱えている問題をまず、放棄していいということと、息子とのコミュニケーションの取り方を教えてもらい、実践した。
するとみるみる内に「背中かいて」と言わなくなって、夜も熟睡できるようになった。
2週間後にもう一度カウンセリングの予約があり、その時には症状がなくなったと嬉しい報告ができ、心理士の方も一緒に喜んでくれた。
そして私にまた「頑張らなくていいのよ」と言ってくれた。
何だろう。
この何とも言えない、経験したことのないようなあたたかさに包まれる感じ。
なのにどうして私はこんなに大切な経験を忘れてしまっていたのだろう。
今思い出してまた涙が出てくる。
あの方にまた会いたいなぁ。
私もこんな風に思われるカウンセラーになりたいなぁ。
僕の心とMamyの心って本当につながってるんだね。
僕の笑顔がMamyを笑顔にしてくれる。
Mamyの笑顔が僕を笑顔にできるんだね。
今日という一日がもうすぐ終わろうとしている。
今日もありがとう。
そして明日もまた僕の笑顔に会えますように。。。
正しさという名のナイフ
先日、お弟子仲間(といっても本当は大先輩)のブログを拝見して、思うことがあったので、かなり勇気を出して書いてみる。
ほんの一週間ほど前、私は正しさという名のナイフで、ある人(ちなみに息子ではありません。)をずたずたに傷つけてしまった。
一年に一回くらいのペースで私は同じ人に、そのナイフを振りかざしている。。。
一年間くらい、我慢して我慢して我慢して我慢して、我慢しきれなくなって、爆発してしまう。
それはもう正に教科書通りに。
爆発した後は、スッキリ。
だけど同時に罪悪感。
言わなければ良かったのかな。
でも言わないともう自分が潰れてしまっていただろうな。
こんなことをかれこれ5~6年、繰り返している。
私が生まれて今まで育ってきた「私の中での常識」が全くと言っていいほど、通用しない。
なかなか自分の普通を捨てられなくて、どうしても相手にも同じことを求めてしまうんだよね。。。
でも自分の正しさを主張するのは、相手を攻撃していることと同じなんだね。
自分の怒りは自分で責任を持って対処しないといけないんだよね。
心理カウンセラーになろうと思って、まだまだ勉強を始めたところだけど、この「怒り」の感情について知ったとき、衝撃を受けた。
正に自分のことだって。
そして自分の未熟さに。
今はこんな自分だけど、「怒り」のパワーを違うエネルギーに変えて、何かにポジティブに取り組みたいな。。
そして、こんな風に苦しんだ自分があるからこそ、同じことで苦しんでいる人の役に立てたらいいな。
私にもそんなことあったなぁって笑って言えたらいいなぁ。
自分の中の常識や普通や正しさなんて、ぜ~んぶ捨てて。。。
自分も周りも笑顔が一番!!
今日が来るのは当たり前じゃない!!
だから今日という日に感謝して!!
いつも甘えさせてくれてありがとう!!
パジャマの世界
「僕はパジャマの世界で生きたいんだ!!」
今朝の息子(5歳)の一言。
緊急事態宣言中の今、保育園も預けられなくなってしまった。
現在、自宅待機中だけど、業務上やはりどうしても出勤しないといけない日はあって。
そんな日は、親戚の家にお願いして見てもらっている。
一人っ子の息子からすると、同い年の男の子や、お兄ちゃん、お姉ちゃんがいて一緒に遊んでくれるので、喜んで行ってくれる。
のはいいんだけど、問題は着替えてくれないこと。
普段から保育園のある日でも休みの日でも、とにかくパジャマから服に着替えるのがイヤ!!
少し前まで、毎朝息子と着替えるよ!イヤ、着替えない!で戦争が勃発していた。
でも、問題は【朝起きたら着替える】【着替えないと外出できない】と思っていた自分の方なんだな。
そう思うようになってから、体操服はカバンの中に入れて、パジャマのまま登園するようにした。(先生、すみません)
そうすると、あんなに着替えを拒んでいた息子が、自分から「着替える」と言って着替えるようになった。
冷静を装って、「そうなん。かしこいね。」と言う私。
心の中でガッツポーズする。
ってことは、やっぱり私は着替えてほしいと思ってるんだなぁと自覚する。
そんなこんなな毎日の中での緊急事態宣言で、家の中に引きこもる生活が始まって、パジャマでもいいやと、お互いあまり着替えを意識しなくなっていた。
でも、今日は親戚の家にお願いするから、着替えて欲しかった。
そう、これはやっぱりMamyの願望なんだ。
Mamyの都合なんだよね。
パジャマだなんて恥ずかしいって思ってしまう。。
そして、あの手この手で着替えさそうとして出たのが冒頭の一言。
「僕はパジャマの世界で生きたいんだ!!」
???
パジャマの世界???
そうですか。
じゃあパジャマのままでいいです。
私たちが生きている世界はなんだ??
何の世界なんだ??と運転しながら考える。
とにもかくにも親戚の家にお願いして、迎えに行くとちゃんと着替えている。
きっと彼には彼の着替えるタイミングがあるんだね。
それをこっちの一方的な都合で押し付けようとするからイヤなんだよね。
そして今晩、お風呂から上がってしばらくして、
「さぁ、大好きなパジャマ着よう」と言うと、
「イヤ!着ない!パジャマなんて嫌い!!」
なんじゃそりゃーーーーーー!!!!
今朝の一言はなんだったんだーーーーー!!
息子に今朝の一言のことを聞いてみると
「え?そんなん知らん」
子育てって面白い。
今日も明日もありのままでいこう!!
今日もすべての人に感謝して!!
君のスマイル
最近、気づいたことがある。
少し前まで、子どもはお母さんの心の栄養をバクバク食べて
安心を得て、笑顔になっていると思っていた。
そして、お母さんは心の栄養が尽きないように、自分の好きな何かでまた自分の心の栄養を満たして、また子どもに与える。
自分の中ではそんなイメージを持っていた(自分の子どもに対して)。
昨日、どうしても静かにしないといけないところに行かないといけなくなった。
でも、そういう場所に限って子どもって静かにしてくれない。
コロナの影響で、子どもが遊べるようなものはすべて撤去されていた。
しまった。そこまで考えてなかった。
だから、自分では子どもの暇つぶしを何も持って行ってなかった。
私は「静かにしてね。」「ここに座っててね。」と初めは優しく言ってたけど、段々「静かにしなさい!」「座ってなさいって言ってるでしょ!」となってしまう。
結局、子どもも私も不機嫌に。
あぁ、やってしまった。
でも、車の中で仲直り。
したはずだけど、家に帰っても何故か二人でけんかばかりになってしまう。
何で今日はちょっとしたことで、機嫌を損ねるんだろうと思っていて、
ハッとした。
私が笑ってないからだ。
ついつい、私の中で「しないといけないこと」を優先してしまっていたのだ。
余裕がなかったんだ。
家に帰って来てから、何かぐったりと疲れがきて、笑顔がなかったんだ。
Mamyの心の栄養がからっぽになってたんだね。
ごめんごめん。
さて、何で自分の心の栄養を満タンにしようかと、ふと子どもを見る。
彼は何気なく、ニコッと笑う。
一気に栄養満タンになる。
あぁ、そっかぁ。
どうして今まで気づかなかったんだろう。
君のスマイルがこんなにもMamyの心の栄養を満たしてくれるなんて。。。
もちろん今までだって、君のスマイルは最高の贈り物だったけど。
いつも一緒にいると、それが当たり前に感じてしまって、大切なものを忘れてしまってたんだね。
そして私は「お母さんだから、こうしないと」って思いすぎてたみたい。
君と同じでよかったんだね。
けんかしたから気づくこともたくさんあるね。
今日も君と共に過ごせた一日に感謝して。
そう、すでに癒着している自覚あり。。。
でもこれも私。
今の私はこんな私。
明日はまた違う私かもしれないけど。
でも私は私でいいんだ。
そう思えたのは師匠の本と出会えたから。
その話はまた今度。
コロナの影響で大変な毎日だけど、すべての人に誰かのスマイルが届きますように。。
心理カウンセラー
私、心理カウンセラーになりました!!
って言えるのはもっと先のことだと思っていたけど、言ってしまいました!!
「自分のしたいこと」をすることって案外、勇気がいったりして。
私は今でも「自分がしなければいけないこと」から抜け出せずにはいるけど、
でも、自分のしたいこと、好きなこともしてみようと勇気を出してみた。
失敗することに妙に恐怖心があって、なかなか踏み出せずにいたけど、
師匠が「いっぱい失敗しなさい」 「初めからうまくやろうとしなくていい」
と仰ってくれた。
ただその一言で、安心感、踏み出そうとする勇気をくれる。
私も誰かのそんな存在になりたいな。
私は息子の母であり、夫の妻であり、両親の娘であり、長男の嫁である。
でも私は私。
でもそれって結構難しい。
私は家族が大好きで、何よりも大切な存在。
時には喧嘩もするけど、家族を無くして自分は語れない。
依存?執着?
今はそうかもしれないけど、それも自分。
ありのままでいこう!!
今日という日に感謝して!!